概要

最近、ビジネスシーンにおいて、”SDGs”を耳にすることが多くなってきたと思います。SDGsは2016年から国連と193か国の全加盟国の合意の下で始まった2030年までの世界の共通目標です。

2020年時点の政府調査で、SDGsに取り組む上場企業は9割を超えています。SDGsの浸透は顧客の購買、株主の投資、社員の就労、協業企業の取引といった、ビジネス上の鍵となるアクターの行動や判断基準に変化を起こしており、全ての企業にとって無視できない市場環境変化となっています。

また、SDGsはビジネスチャンスやイノベーションの機会ともいわれます。SDGsが産み出す需要は1,300兆円規模と言われ、SDGsを経営戦略に取り込むことで、売上や事業の拡大に加え、企業価値の向上に繋げる事例も増えてきました。成長を続ける企業と第一線のビジネスパーソンにとってSDGsは”標準装備”となりつつあります。

しかしながら、多くの企業では認知はしていても理解度が浅く、会社として取り組み、成果に繋げるには様々な悩みを抱えているのが現状です。SDGsを「知っている」ことと「理解している」こととは異なり、「実践できる」というのは更に遠くにあります。

SDGsに取り組む企業が社員に実践レベルのスキルをつけさせるにはどうしたら良いのでしょうか?

弊社のeラーニングでは、企業のSDGs実践に関する最新の研究成果と先人の知恵をもとに、初学者でも理解できるよう易しく解説する基礎編から、経営と組織への導入や事業創出を扱う応用・発展編まで、受講者の関心と理解度に合わせて提供しています。

経営企画、新規事業、CSR、営業、広報、R&DといったSDGsに直結する部門だけでなく、全てのビジネスパーソンが自身の持ち場でSDGsを導入・活用できるようにしていきます。

コース

📘カスタマイズ・コース

弊社はSDGsに特化した実践機関としての専門性と実績を活かし、対面型の実研修として、①導入編、②基本編、③実践編の3つのレベルと、1)座学・クラスディスカッション型、2)演習・ワークショップ型、3)少人数OJT・メンタリング・コーチング型の3つのタイプを掛け合わせた、合計9カテゴリに分かれた体系的な研修を全45コース提供しています。

このうち、座学部分の研修内容のエッセンスをもとに、カスタマイズでeラーニングコースを提供します。また、次の3つの定型eラーニングコースを構築し、提供しています。

📘1 基礎編:ビジネスパーソンのためのSDGs入門

所要時間

約30分 + 確認テスト

到達目標

  • SDGsの基本理解を身に着ける
  • ビジネスセクターにおけるSDGsやサステナビリティの潮流及び自社への影響について基本を理解する。
  • 自分の普段の仕事や生活とSDGsのつながりを理解し、結びつけて考えられるようになる。
  • SDGsについて社内や取引先に対して説明ができるようになる。

研修内容

負担を少なく短時間で全社員がSDGsの基礎知識を得ることに重点を置き、SDGsとは何か(What)、企業にとってなぜ重要なのか(Why)を中心に解説し、最後にどう実践したら良いか(How)を伝えた上、確認テストで理解度をチェックし、深めていきます。

【1】 SDGsとは何か?(What)

SDGsに関し、国連の定義、内容、位置づけ、これまでの経緯、及び政府、民間、教育、文化・スポーツといった各分野での動きなど、基礎知識を学びます。その上で、持続可能な社会を目指す人類の統合行動というSDGsの本質を理解します。

  • SDGsの基礎知識
  • SDGsの17ゴールと169ターゲットの理解
  • 持続可能な開発目標の本当の意味 l人類の統合行動
  • SDGsの原文と企業が覚えておくべきポイント

【2】 企業にとってなぜ重要なのか(Why)

SDGsのビジネスセクターへの急速な広がりと、その要因としての市場環境変化、社会変化の積み重なり、共感の広がりを理解します。SDGsは企業にとって成長と生き残りのための本質的な経営戦略であることについて認識を深めます。

  • 多くの企業がSDGsに取り組む理由
  • 市場環境の変化:消費者・取引先、投資家、競合、事業パートナー、労働者の変化
  • 社会変化の積み重ね
  • 人々の共感の広がり

【3】 どう実践したら良いか(How)

SDGsが引き起こしている社会変化が向かう先にある持続可能な社会とその中の市場において、自社が居場所を確保し、成長を続けるための基本的な考え方を理解します。同視点に基づく先行事例や研究成果を学びます。

  • SDGsの潮流はどこへ向かっているのか
  • 持続可能な世界のための市場におけるビジネスの姿
  • 社会価値と経済価値の最大化を目指すビジネスの事例

【4】 自社のSDGsの取り組み

自社のこれまでのSDGsの取り組みや背景にある考え方を知り、eラーニングの内容と繋げて考えます。また、会社全体の今後の方針を知り、その中での自身の役割を認識し、取り組みへのモチベーションを高めます。 *カスタマイズ版のみのコンテンツとなります。

  • これまでの自社のSDGsやサステナビリティ分野の取り組みと背景にある考え方
  • 今後の自社のSDGs実践の方針
  • 経営層・SDGs推進部門からのメッセージ 等

【5】 確認テスト

eラーニングの学習内容について復習し、理解度を確認します。また、選択式テストの正誤を自身で判断することにより、eラーニングで学んだ内容について自身の頭で考え、知識として定着させます。

  • 理解度確認のための選択式テスト(3題)

スライドイメージ

コンテンツイメージ

SDGs実践講座をご参照ください。DAY1「SDGsとは何か」から始まる初期の講座を中心に、基礎編のeラーニングコースに近い内容について解説しています。

📘2 応用編:SDGsの経営・組織への導入

所要時間

約30分

到達目標

  • 各部門の日々の業務の中にSDGsを実際に導入し、実践していく方法を具体的に理解し、取り組みができるようになる。
  • 自身が担当する経営、事業及び広報や営業を含む組織活動の計画にSDGsを組み込み、自律的に動くことができるようになる。

研修内容

企業としてのSDGs実践を深めていくためには、どのように取り組めば良いのか(How)に関する知見を具体的に理解していく必要があります。そのため、 「企業によるSDGsの実践の具体論」を学びます。特に、SDGsを使った1)経営と組織の強化と市場の共感や信用の拡大についての実践手法を学びます。

【1】SDGsから自社の優先課題を特定する

SDGsなどの社会課題を起点として、自社にとって最も優先度の高い課題を特定します。また、共通価値創造(CSV: Creating Shared Value)について理解を深め、同手法を用いた課題の解決可能性を考えます。他社の優良事例をもとに理解を確認し、新たな着想を得ます。

【2】サステナビリティ評価から自社の優先課題を特定する

SDGsを補足するものとして、サステナビリティ報告やESG投資の評価基準・指標からの自社の優先課題特定の方法を修得します。適切な基準や指標を選び、課題に変換し、自社とステークホルダーの両方の重要度により優先課題に絞り込む手法を身に着けます。

【3】経営方針や事業計画へ反映する

経営・組織にSDGsを効果的に取り込むポイントとして、経営方針・計画への新しいアイデア・コンセプトの導出、競争戦略との統合、新規事業の計画、重点分野・KPIの設定、組織文化として定着させる方法について理解します。

【4】SDGsによる企業価値向上のサイクルをつくる

社会にとって存在価値の高い企業を目指し、結果として市場やステークホルダーの外部評価も高めるようなSDGsの導入姿勢を身に着けます。また、企業価値向上のための計画、実践、見直し、改善のサイクルについて理解します。

📘3 発展編:SDGsによる事業の創出と革新

所要時間

約45分

到達目標

  • 社内の各部門が、SDGsを活用して新たな事業を創造できるようになる。
  • 現在担当している事業にSDGsを使ってイノベーションを興すことができるようになる。

研修内容

企業としてのSDGs実践を深めていくためには、どのように取り組めば良いのか(How)に関する知見を具体的に理解していく必要があります。そのため、 「企業によるSDGsの実践の具体論」を学びます。特に、SDGsを使った事業の創出と革新とについての実践手法を学びます。

【1】創りたい世界を構想する

普段の仕事と新規事業創出との方法論や進め方の違いを理解し、SDGsによる新規事業創出または既存事業革新の基本を理解します。併せて、出発点として、SDGsの示す社会課題から事業構想を設計する方法を理解します。

【2】解くべき課題を特定する

SDGsの示す社会課題をビジネスの文脈で事業機会として捉える具体的な方法について理解します。論理思考における課題特定の技術を応用し、ビジネスの種となる課題を特定し、打ち手の導出法を身に着けます。

【3】つくるべき商品を着想する

新規事業創出と既存事業革新を興す手法を学び、社会と顧客の両方にとっての価値(共通価値)及び両方が抱えるビジネスに繋がる課題について、SDGsのもたらす変化を踏まえて特定できるようになります。

【4】ビジネスモデルを構築する

社会課題を収益化するための手法と、ビジネスが発展していくための自己強化循環の設計法を理解するとともに、事例を通して具体的なイメージを持ちます。それらをもとに、SDGsビジネスモデルを構築する手法を身に着けます。

【5】共通価値を拡大する

顧客開発の手法を用いてビジネスモデルの検証を行います。SDGsビジネスを企業にとっての基幹事業に育てていくための巨大市場への参入方法と最終商品の作成方法を理解します。

講師

下記のSDGs専門家がeラーニングの制作を行っています。

一般社団法人SDGsアントレプレナーズ代表理事 青柳仁士

2012年に国連本部のあるニューヨークでSDGs創設の国際議論に参画し、SDGsが始まった2016年から国連開発計画(UNDP)駐日事務所の広報官として日本の政府機関、民間企業、教育機関、メディア・市民社会等への初期のSDGs普及に従事。日本の民間企業約50社とともにSDGsをビジネスで解決するための国連初のプラットフォームを設立。 約20年間、国連、国際協力機構(JICA)、PwC等にて日本、米国、アジア・中東・アフリカ諸国で社会課題解決型事業・ビジネスの実践に携わる

略歴

  • 2001年 早稲田大学政治経済学部卒
  • 2001年 独立行政法人国際協力機構(JICA) 職員・主任調査役
  • 2006年 デューク大学公共政策大学院国際開発政策修士号取得
  • 2006年 ノースカロライナ大学国際平和・紛争解決コース修了
  • 2010年 国連開発計画(UNDP)対外関係・アドボカシー局政策顧問
  • 2013年 プライスウォーターハウスクーパース株式会社(PwC) マネージャー
  • 2015年 ハーバード大学エマージング・リーダーズ・プログラム修了
  • 2016年 国連開発計画(UNDP) 駐日副代表補・上席渉外広報官
  • 2018年 一般社団法人Japan Innovation Network ディレクター
  • 2019年 一般社団法人SDGsアントレプレナーズ 代表理事

特徴

💡1 実践知へのこだわり

企業のSDGs実践の第一人者が直接制作しており、ビジネスパーソンが「使える知恵」にこだわっています。ビジネスでSDGsの本質的な理解と実践のノウハウを最短の時間で身に着けることができます。また、事後テストにより、理解度を確認できます。

💡2 レベル別コースとカスタマイズ

基礎編、応用編、発展編の3段階で、社内のSDGsの理解度や浸透度に応じた最適な内容を学べます。 また、自社のSDGsの取り組みを受講する社員に周知し、eラーニングの内容と繋げて考えさせるなど、要望に応じたカスタマイズが可能です。

💡3 幅広い受講形態に対応

社内のeラーニングシステム(LMS)、イントラネット、弊社特設サイト、外部サイト等、お持ちの設備に応じた受講形態が自由にお選びいただけます。

💡4 多言語対応

日本語、英語、中国語をはじめ、手配がつく限りの言語に対応しています。海外の支社やグループ会社の外国人スタッフも自国語で受講できます。

💡5 最適な導入費用

受講人数に応じた価格設定となっているため、規模に応じた最適な価格で受講が可能です。また、一定人数以上は同一価格となります。上限価格でのご利用の場合、受講人数は無制限となり、次年度以降の新入社員の受講も可能です。 *受講対象者の種別は限定されます(通常は直接雇用スタッフのみ)

💡6 事前・事後の施策

SDGsの導入に際し、eラーニング後の施策や、社内のSDGs実践・浸透策について、SDGsの専門家からアドバイスを受けられます。

💡7 多数の導入実績

幅広い業種や規模の数多くの企業にご利用いただいています。国連、政府、グローバル企業、日本企業でのSDGs実践経験をもとに研修として構築し、実際に提供してきたコースをeラーニング化しています。また、概ね3か月に1度アップデートを行い、常に最新の動向を反映できるようにしています。

SDGs研修実績

株式会社NTTドコモ/味の素株式会社/AGC株式会社/ソニー株式会社/電通株式会社/富士通株式会社/三菱UFJ銀行/三菱UFJ信託銀行/三菱UFJモルガンスタンレー証券/大阪信用金庫/富士通研究所/NTTラーニングシステムズ株式会社/株式会社NTTビジネスアソシエ東日本/株式会社東洋硬化/サンケン電気株式会社/新潟日報社/JETROアジア経済研究所/グロービス経営大学院/国連開発計画(UNDP)/独立行政法人国際協力機構(JICA)/一般社団法人CSV開発機構/一般社団法人企業と生物多様性イニシアティブ/公益社団法人日本環境教育フォーラム/SDGs Holistic Innovation Platform (SHIP)/東京大学/上智大学/関西学院大学/東京外国語大学/関西千里高校/富山県滑川市立早月中学校/西東京市立谷戸第二小学校 等

*eラーニング・研修の導入実績の詳細はこちら

費用・納期・お申込み

本ページ下部の「お問い合わせ」ボタンから、①御社名、②ご連絡先、③ご希望のコース、④受講人数をお知らせください。担当より、Eメールで提案書と見積書をお送りします。

内容について合意がとれた場合、発注書兼見積書にて契約手続きを行います。納品はeラーニングデータ(SCORM, MP4, PDF等)または特設サイトのURLリンクをオンラインにてお送りします。 ご発注後、定型コースは2日、カスタマイズコースは2週間でご使用になれます。

eラーニングデータをお渡しする場合、コンテンツに関する著作権は弊社が保持し、事前に取り決めた対象者以外の受講、複製及び二次利用等はご遠慮いただいております。

個別のご事情により別途必要な書類や、上記とは異なる契約手続きが必要な場合は、都度ご相談に応じて対応させていただきます。