Inventory of Business Indicatorsは、持続可能な開発目標に対して既存のビジネス指標をマッピングしています。 SDGsへの企業や組織の貢献を測定および報告する際に活用でき、一般的に使用される指標やその他の関連する指標を調査できる仕組みとなっています。
このインベントリ(データベース)は、SDG Compassによって運用・管理されています。SDG Compass は、企業が、どのように SDGsを経営戦略と整合させ、SDGs への貢献を測定し管理していくための指針を提供することを目的とし、GRI(グローバル・レポーティング・イニシアチブ)、国連グローバル・コンパクト、持続可能な発展のための世界経済人会議(WBCSD)の3団体が主体となって作成した企業のための行動指針です。
大きな多国籍企業に焦点をおいて開発されましたが、中小企業やその他の組織にも指針として利用されることが期待されています。
Inventory of Business Indicatorsでは、特定のSDGの目標またはターゲットに関連する指標、またはビジネステーマごとのフィルターを使用して、特定のSDGの目標またはターゲットに関連する指標、またはビジネステーマごとの指標を調べることができます。 フィルターはこれ以外にも、参照元、日付、キーワードなどでも絞り込むことができます。
インベントリに含まれる指標は、GRIやCDP(Carbon disclosure project…環境戦略や温室効果ガスの排出量の開示を求める格付け指標)などの、企業で一般的に使用されているレポート標準やその他の関連参照元から選択できます。
利用者はSDGの目標やビジネステーマなどで指標をフィルタリングすると、各指標についてそのソースが提供され、指標が一般的であるか専門的であるかが示されます。さらに、指標については、問題の目標と目標に対する指標の関連性を示す説明文とコメントが提供されています。
企業はフィルタリングによって要求された情報を測定および提示するために集計する必要があります。SDGsに関連する企業の貢献度を対外的に示したいが、どの指標においてどんな情報を開示したらよいかわからない、といった場合に非常に参考になるデータベースです。