「未来につなげるSDGsとビジネス~日本における企業の取組み現場から~」は、一般社団法人 グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン(GCNJ)と、公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)がまとめたSDGs日本企業調査レポートの2017年度版です。これは、SDGsに対する日本での企業の取組みの実態に関する調査を行い、その結果をまとめた最新のレポートです。

一般社団法人 グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン(GCNJ)は、持続可能な世界を目指すグローバルなプラットフォームである『国連グローバル・コンパクト』の日本版のローカルネットワークとして、2003年に発足された団体です。

また、公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)は、低炭素で持続可能な社会を実現するため、特にアジア太平洋において深刻化する地球環境問題に対して、戦略的な政策研究を行う国際的な研究機関です。SDGs達成のための”Aspiration to Action”プロジェクトを行っており、専門分野や行政などの枠を超えてステークスホルダーが横断的に活動するための支援を行っています。

「未来につなげるSDGsとビジネス~日本における企業の取組み現場から~」は、GCNJの会員を中心にアンケートによる調査を行い、日本における企業や団体が持続可能なビジネスを推進するうえで、SDGsの17のゴールの実現にどのように取り組んでいるのか、また貢献しようとしているのかをまとめています。

前年度の調査から続いている項目も多く存在しているため、2015年度、2016年度と比較して、企業によるSDGsの取組みの経年変化が分かりやすく掲載されています。本レポートでは「SDGsの本業化」を実践するためのアプローチを、「組織」と「企業活動」という2つの側面から考察しているのも特徴です。

アンケートの回答結果はグラフでまとめられており、視覚的にも見やすいだけではなく、その回答結果に関する分析・レビューの記載を通して総評がされているため、SDGs実践の情報として大変参考になる内容となっています。

未来につなげるSDGsとビジネス~日本における企業の取組み現場から~