ゲスト: 株式会社トラストバンク 会長兼ファウンダー 須永 珠代さん
パーソナリティ:弊社代表理事 青柳仁士 / フリーアナウンサー 魚住りえ


第5回目の放送のゲストは、株式会社トラストバンクの会長兼ファウンダーである須永珠代さんです。
同社は2012年に設立し、ふるさと納税を通じた地方創生に取り組む国内最大のサイトである『ふるさとチョイス』を運営されています。現在は全国の9割を占める1,600もの地方自治体と連携し、ふるさと納税以外にも自治体の資金調達や災害支援にも幅広く携わっています。

須永さんは、ふるさと納税とSDGsの親和性の高さに注目しており、ふるさと納税は地方自治体が持続可能な投資をするための資金調達の唯一の手段だと述べています。

ふるさと納税のもともとの成り立ちは、ガバメントクラウドファンディングと呼ばれ、自治体が抱えている問題を解決するためにプロジェクト化し、そのプロジェクトに共感した方からふるさと納税という形で寄付金を募る方法であると説明してくださいました。

また同社の運営する『ふるさとチョイス』が革新的であるのは、あまり地方創生やSGDsに対する意識がない層に対してもそれらに触れる機会を提供し、すそ野を広げる仕組みとしてのプラットフォームの役割を担っている点です。これはSDGsの実践を検討している企業にとっても大きなヒントとなっています。

同社は新たな事業として、ふるさと納税を活用した災害支援の仕組みを作りました。これは、各自治体で災害が起こった際にふるさと納税を活用すると、税金の控除を受けつつ支援のための寄付ができるというものです。この仕組みを活用し、沖縄首里城で火事が起こった翌日にクラウドファンディングを立ち上げ、結果10億円近くの支援金が集まったという実績があります。

お話の続きは、公式Youtubeチャンネルで映像とともにご確認いただけます。


「SDGsティーチャー」は、TOKYOFMで2021年10月まで放送されたラジオ番組です。
同番組では、サステナビリティを実現し社会課題を解決するための活動を行っている団体 や企業からゲストをお招きし、そのきっかけや今後の目標についてお聞きしました。

AuDeeのラジオアプリからも、過去の放送をご視聴いただけます。https://audee.jp/program/show/51837