国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)は、日本科学技術情報センター(JICST)と新技術開発事業団(JRDC)を前身の母体とし、科学技術振興を目的として設立されました。

  • 未来を創る研究開発戦略を立てる
  • 知を創造し経済・社会的価値へ転換する
  • 社会との対話を推進し、人材を育成する

の3つを大きな事業の柱にしており、日本国内に技術革新(イノベーション)をもたらすためのネットワークを形成し、その中心的研究所となるべく様々な活動を行っています。

同機構はSDGsの達成に向けて、特に科学技術イノベーションの知見から貢献する、『STI for SDGs』への取り組みを続けています。その活動の一つとして、産官学の連携や研究開発のハブとなるべく、取り組み事例をホームページに数多く記載しています。


なお、STI for SDGsに関する内容に関しては、内閣府が作成した資料に詳しく記載されています。こちらも、政府としての取り組みや全体像が分かる内容となっているので、参考としてこちらにリンクを掲載いたします。

https://www8.cao.go.jp/cstp/gaiyo/yusikisha/20180426/siryo2-1.pdf


JSTのウェブサイト上のデータベースでは、SGDsの目標ごとに事例を絞り込めるだけではなく、機関ごと(民間企業、NGO、地方自治体など)や、知りたい分野に関するキーワードから検索ができるのがポイントです。
いずれも科学技術の観点から SDGsの取り組み事例を掲載しており、 教育機関や政府の事例のみならず、民間企業のビジネス事例も取り上げられています。

また国内の最先端の研究だけではなく、海外を舞台にSDGsの取り組みを行っている事例も数多く掲載されているため、『自社でどんなことができるのか』『他社はどんな取り組みを行っているのか』という疑問に対してヒントとなる活動を数多く見つけることができます。

同機構はまた『地方創生分科会』を設置し、地域の課題を解決を通して行政や地元企業、住民の手でSDGsの達成を目指すための取り組みを推進しています。
持続可能な地域の発展のため、同機構が得意とする科学技術を基盤としたソリューションの提供を行っています。

分科会の参加には別途参加登録が必要となりますが、分科会を通じて私たちが一市民として、また一企業人として抱える課題の解決に向けて共創する機会を得られ、その実践方法をより身近に感じながら学ぶことができます。