第13回目の放送のゲストは、株式会社ナカダイの代表取締役である中台澄之さんです。
同社は群馬県前橋市で廃棄物処理業を営んでおり、収集・運搬した廃棄物を自社の処理工場で分別・解体・圧縮処理を行い、そのリサイクル率は99%を誇ります。

掲げているのは、誰かが『不要』と判断したものについて使い方を想像し、捨て方をデザインする『リマーケティングビジネス』であり、その事業活動は経済産業省のグッドデザイン賞・未来づくりデザイン賞を受賞するなど、外部からの評価も非常に高く、多方面から注目されているのです。

この『リマーケティングビジネス』とは、廃棄物として回収したものの形状を維持した状態で、もう一度必要とされる場所に戻していくというビジネスの考え方であり、中台さん自らが考案した名称になります。

例えば自転車であれば、廃棄物に大きな問題がなければそのままリユースするのがメインですが、一部の機能が壊れている場合であっても残りの部分はその機能を活かして別のものとして生まれ変わらせます。その再利用方法としてインテリアとして利用されることが多いそうです。

リマーケティングビジネスの利点として、ものの形状を残せば残すほど、新しいものを生み出さない分エネルギーの消費量を格段に減らすことができることが挙げられます。リサイクルするにも形状を変えるためのエネルギーを必要とするため、ものの形状を維持することで環境にも優しいビジネスを展開できるのもポイントです。

公式Youtubeチャンネルでは、中台さんの描く持続可能な社会の展望など、事業を通して見据えた未来もご覧いただけます。


今回特に印象的だったのは、企業が商品を生産するときにその商品が廃棄されるところまで見据えた設計や新たな利用方法を提供することで、本当に“ごみ”となってしまうものの量を減らせるという考え方です。その点でも、民間企業の参考になるようなお話がたくさん詰まっていました。

毎週日曜の朝7:00からTOKYO FMでオンエアされている「SDGsティーチャー」は、聞き逃してしまった場合でも、AuDeeやRadikoといったラジオアプリからも過去の放送会を視聴可能です。

https://audee.jp/program/show/51837