持続可能な開発目標 CEO向けガイドは、CEOなどのビジネスリーダーが、SDGsを経営戦略やガバナンスに統合するのを支援することを目的に、企業が社会貢献アジェンダに沿って行動を開始するのに必要となる主要手順に関する情報提供のためにWorld Business Council for Sustainable Development(WBCSD)のメンバーである『ビジネスと持続可能な開発委員会』によって作成されたガイドラインです。

ビジネスと持続可能な開発委員会(Business & Sustainable. Development Commission)は、民間セクターと市民社会から構成された、計36名のリーダーの集まりです。同委員会は、企業がSDGsが達成した際にどのような経済的な恩恵が受けられるのかといった、広範な調査を主導してきました。

同委員会の主要な報告書である『Better Business, Better World(よりよきビジネス、よりよき世界)』は別の記事でも紹介していますので、興味がある方はぜひご覧ください。

また、World Business Council for Sustainable Development(WBCSD)は、日本語で【持続可能な開発のための世界経済人会議】と訳される、200を超える国際企業で構成されるCEO主導の組織です。理事会はまた、60か国および地域のビジネス評議会とパートナー組織と密接に関連しています。

WBCSDは、SDGsは世界が抱えている社会課題をビジネスを通して解決するための新しい視点を提供してくれるものであると捉えており、ビジネスソリューションを提供する中で企業はリスク管理を行い、消費者のニーズを先取りし、これから成長する市場にポジションを置くための戦略を練り、自らのサプライチェーンを強化することによって、相乗効果的に世界をSDGs実現に向けて前進させることができると考えています。

持続可能な開発目標 CEO向けガイドには、SDGsの持つ意味合いをビジネスの観点から考察し、大きく4つの主要な柱に分けて説明しています。また民間企業によるSDGsの実現において、CEOの強力なリーダーシップは不可欠であると強調しており、本ガイドラインに込めたCEOまたは企業のリーダーに対する期待や具体的な行動規範が分かりやすくまとめられています。

持続可能な開発目標 CEO向けガイド