パーソナリティ:弊社代表理事 青柳仁士 / フリーアナウンサー 魚住りえ

ゲスト:パルシステム連合会 機関運営室主任 堀籠美穂さん

1.オープニング・トーク

(青柳)

コロナ禍で生活が大きく変化しましたが、その中でマスクが環境問題に影響を与えています。というのも、使い捨ての不織布マスクはプラスチック由来であることがほとんどなのですが、それが現在海に15億枚流れ込んでいるといわれています。では使わなければいいかというと、そういうわけにはいきませんよね。

このように社会課題があって、でもそれを解決するための商品がまだ世の中にない場合、それを誰かが作らなければいけません。本日は、以前からこのような声に対応して商品を開発してきた企業の方をゲストにお呼びしてますので、色々お話を伺いたいと思います。

2.サステナフォーカス

(青柳)

本日のゲストは、パルシステム連合会 機関運営室主任 堀籠美穂さんです。本日はよろしくお願いいたします。

(魚住)

パルシステムは、1977年に誕生した首都圏を中心とした1都10県において安全な食べ物を産地と協力して届けること、持続可能な社会を作ることに力を入れている生協グループです。これまでの活動が高く評価され、第一回ジャパンSDGsアワードでは内閣官房長官賞を受賞しています。

(青柳)

パルシステムの活動は食に関わることだけではなく、その他のSDGsのゴールを意識されているとのことですが、どのような内容でしょうか。

(堀籠)

パルシステムは利用者である会員さんの声を聞き商品を開発する生協ですが、会員様の暮らしやすさを求めていった際に、地域の助け合いという観点から共済のサービスや、電力の事業など、様々な事業を展開しています。

(青柳)

このコロナ禍においてパルシステムの会員の中で、何か意識の変化などあったのでしょうか。

(堀籠)

安全に食べ物を届けてほしいという願いから食品配達サービスの利用者が増えたのもありますが、このおうち時間を利用して、調味料などはそもそも自分たちで作れるんだという提案をしています。例えば味噌の原料となるものを販売し、会員に作ってもらい発信するといった活動をしています。

(青柳)

パルシステムでは消費者と生産者の交流の場を積極的に設けていると伺いました。コロナ禍でそのようなことを行うのは大変だったかと思うのですが、どのようにされていたのでしょうか。

(堀籠)

今までであれば生産地の見学ツアーなどの実際に現地に消費者がうかがって生産者の声を聞く機会がありましたが、コロナ禍でそれも難しくなりました。しかしオンラインを活用し、オンライン上で生産者のお話を聞ける会などを開催しています。

(青柳)

パルシステムは創業以来エシカルな視点での運営を続けていると伺いましたが、これから先、どのようなビジョンを描いていますか。

(堀籠)

当社は心豊かな暮らしと共生の社会を作っていきますという理念を掲げて事業をしてきました。これはかかわっている人々、環境みんなが一緒に生きていける社会づくりを目指すという点で、SDGsでいえば【誰一人取り残さない】に当たるのではないかと思っています。これからも皆さんに共感してもらえるような呼びかけ、活動をしていきたいと思っています。

3.クロージング・トーク

(魚住)

本日お越しいただいた堀籠さんのお話を聞いて、いかがだったでしょうか。

(青柳)

お客様に買っていただく商品の社会価値の高さを、自分たちで証明するという努力をすごくされていると感じました。いわゆる宅配型の食品提供を事業にしている企業はたくさんある中で、何が違うかというと、その裏のストーリーをきちんと見せることによってその商品の社会価値を示しています。環境にも社会にもよく、かつ質のいい商品が売れていく市場を作ろうという取り組みを昔から行っているロールモデルになっているのだと思います。

注:放送内容の完全な書き起こしではなく、必要に応じて要約や加筆・修正を行っています。また、ゲストの敬称は省略させていただいています。


「SDGsティーチャー」は、毎週日曜の朝7:00からTOKYOFMでオンエアされているラジオ番組です。SDGsに関する一歩進んだ企業のキーパーソンをゲストにお招きし、参考になるようなお話だけではなく苦労話などもお話しいただいています。

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