ゲスト: 株式会社ファーストリテイリング ソーシャルコミュニケーションチーム
シェルバ 英子さん
パーソナリティ:弊社代表理事 青柳仁士 / フリーアナウンサー 魚住りえ
第8回目の放送のゲストは、ユニクロを運営する株式会社ファーストリテイリング ソーシャルコミュニケーションチームのシェルバ 英子さんです。
ユニクロでは新たな衣服を販売する一方で、店頭で回収した同社の衣料をリユースし、新たに生まれ変わった衣料を製造・販売する循環型リサイクルの推進をしています。
ユニクロは『ライフウェア』という言葉をコンセプトに、あらゆる人に対して衣料を通してより良い生活を提供していくことを目標としています。そのコンセプトこそがすでにサステナビリティを実現する土壌となっており、消費者に対してもSDGsへの取り組みがより身近に感じられる存在にもなっています。
その活動の一部として、リサイクルダウンジャケットの販売を今年の11月から開始しました。フェザーなど動物由来の成分には限りがあるため、自社で販売した製品の成分を有効的に再利用しようという取り組みです。
これには戦略的パートナシップである東レの技術協力が不可欠であり、新技術によってダウンとフェザーを選別する業務の効率が50倍も上がったそうです。
またこの取り組みを推進する上でコンセプトの部分からデザインに反映されており、その高いデザイン性と機能性が特徴になっています。ダウンジャケットはアウターとして利用されがちですが、このリサイクルダウンジャケットはインナー・ミドラーとして使ってもらえるよう汎用性の高いデザインとなっており、まさに『ライフウェア』を体現する製品となっています。
同社は現在、『グラミンユニクロ』を立ち上げ、生産拠点であるバングラディシュの社会の底上げを目指しています。地産地消のビジネスモデルの元、17店舗を展開しているこの取組も、当初は大変な苦労があったそうです。
ユニクロの新たなSDGsへのチャレンジとして、興味深いお話が聞けました。
グラミンユニクロに関する詳細は、公式Youtubeチャンネルでからご覧になれます。
「SDGsティーチャー」は、TOKYOFMで2021年10月まで放送されたラジオ番組です。
同番組では、サステナビリティを実現し社会課題を解決するための活動を行っている団体 や企業からゲストをお招きし、そのきっかけや今後の目標についてお聞きしました。
AuDeeのラジオアプリからも、過去の放送をご視聴いただけます。https://audee.jp/program/show/51837