パーソナリティ:弊社代表パートナー 吉野 賢哉 / フリーアナウンサー 魚住りえ
最終回の今回は、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指すというSDGsの達成期限までおよそ8年しかない中で、「私たちが個人として今、考えるべきこと」について魚住さんとお話しました。
魚住:2015年の9月に17の目標と169のターゲットからなる「持続可能な開発目標(SDGs)」が採択されてから6年が経ちましたが、この6年の変化を吉野さんはどう感じていますか?
吉野:2015年の採択から6年経ち、日本においてもSDGsについて認知が広がりました。特にSDGsは企業を主要なアクターとして捉えていますが、その企業において大企業では9割以上が取り組みを始めており、中小企業においても5割を超える企業が取り組みを始めています。
個人レベルでもエコバッグの広がりだったり、意識・行動の変化が起きています。そうした個人が企業においてビジネスの仕方を変え始めているという段階ですので、認知が広がり、意識の変化が起きているということでいわばフェーズ1が終わった段階と捉えています。
魚住:私個人としては、クラフト・ジンの立ち上げメンバーとして活動をしています。元々酒屋さんの友人がイギリスで経営学を学んで、これからのビジネスはSDGsのようなものを主体としたビジネスをやりたいということで始めました。廃棄されるようなものから原材料を抽出して持続可能なジンを一緒に造りたいということでお声掛けを頂いて、今製品づくりをしています。
私がなぜ参加しようと思ったかというと、日本はまだまだ女性が仕事をする上でもっともっと能力を活かせるはずなので、女性が活躍する場を作りたいということを彼が言ったんです。創業メンバーは半分以上女性で、いろいろな年齢・職業の人がいろいろな目で見ながら副業的に関わる形でやっていきたい、ということで私も始めたんです。
廃棄されるものから作り出されるということと、女性をもっと前に出して行きたい、という彼の想いに賛同して今もやっています。ちょうどこの番組が始まるちょっと前から始めたので、並行して私の想いも積みあがっていったので、とても良い機会をこのラジオ番組を含め頂いたと思っています。
吉野:フードロス削減などSDGsに貢献するビジネスで素晴らしいですね。