パーソナリティ:弊社代表理事 青柳仁士 / フリーアナウンサー 魚住りえ

ゲスト:株式会社キミカ 代表取締役社長 笠原 文善さん

1.オープニング・トーク

(魚住)

4月から新生活が始まるということで、SDGsに関連して一人一人が始められるようなことは何かありますでしょうか。

(青柳)

一番簡単に取り組める方法として「電力を再生可能エネルギー由来のものに切り替える」というのではないかと思います。というのも、今再生可能エネルギー由来の電気の料金が非常に下がってきています。今後切り替える人が増えていけば、日本でもそこに投資する企業が増えて、料金もさらに下がっていくことが予想できます。ですので消費者の側として持続可能な世界を作っていく一つの手段として、ぜひ再生可能エネルギーへの切り替えを行ってみるとよいかと思います。

2.サステナフォーカス

本日のゲストは、株式会社キミカ 代表取締役社長 笠原 文善さんです。1941年創業の株式会社キミカは、日本で初めてアルギン酸の工業的生産に成功した企業で、80年以上にわたりアルギン酸を国内で安定供給する唯一のメーカーとして事業を行っています。これまでの功績がたたえられ、2020年の第4回ジャパンSDGsアワードでは、パートナシップ賞を受賞しています。

アルギン酸は海藻に含まれている成分であり、主に食品に使われています。例えばコンビニのサンドイッチのパンの潤いを保つために使われていたり、カップ麺の麺のコシを出すために使われていたりと、アルギン酸という名前自体の知名度は低いのですが、その用途は多岐にわたり、私たちの生活に深くかかわっています。

今回ジャパンSDGsアワードでは、チリ国に漂着する海藻に付加価値を与えてビジネスモデルを確立した点が評価されています。創業当時から一貫して漂着海藻を資源として利用し事業をしているとのことで、そのメリットと持続可能性、資源の枯渇につながらないかなどの点を詳しく説明してくださいました。

公式Youtubeチャンネルでは、株式会社キミカの描く持続可能な社会の展望や今後の挑戦など、もっと詳しいお話もご覧いただけます。


毎週日曜の朝7:00から「SDGsティーチャー」はTOKYOFMでオンエアされています。SDGsに関する一歩進んだ取り組みを行う企業のキーパーソンをゲストにお招きし、その詳細をお話しいただいています。

AuDeeやRadikoといったラジオアプリから今までの放送を視聴いただけます。

https://audee.jp/program/show/51837