榎本幸二さん

ホームページ立ち上げとカードゲーム制作

 今でこそSDGsについてはネットで検索すればいくらでも情報が出てくるが、当時はそれほどなく、調べても「自分の頭の中でかみ砕かないとなかなか分からなかった」ため、「見てすぐに分かるものができたらいいな」ということでまずはホームページの制作に着手した。「見てる人に分かり易く、心に残るようなものを発信したい」という想いから制作したSDGs one by oneというサイトは、現在月間PV30万を超える人気サイトになっている。同サイトについて、榎本さんは次のように語る。

「分かりやすく、楽しくというのを心がけています。キャラクターを作って、会話形式にすることで親しみを持たせているのも多くの人に見ていただける要因かと考えております。市のやっていることや、実績をPRするだけではなく、SDGsについての解説や企業や団体の取組を取材して紹介するようにしています。」

SDGs one by oneのキャラクター

 カードゲームはいくつかの体験会などに参加したがなかなかピッタリくるものがなかったが、すなばコーポレーションのゲームは資源循環や開発、格差、パートナーシップなどが分かり易く学べてイメージと近かったため、相模原市用に特別にアレンジしたものを制作してもらった。現在は小学校でSDGsの出張授業を行う際に活用している。2コマの授業枠を使い、ゲームを1時間した後に30分振り返りのワークをして、SDGsの入り口を学んでもらっている。出張授業の後には発表会に呼んでもらうこともあるという。

「授業に行った学校の子ども達が、その後SDGsについて色々と調べたり、行動したりしているのはとても励みになります。発表会に呼んでいただいたときは嬉しかったです」と榎本さんは語る。

カードゲーム
カードゲームで学ぶ様子
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