パーソナリティ:弊社代表理事 青柳仁士 / フリーアナウンサー 魚住りえ

ゲスト:日本コンセプト株式会社 幸地 秀樹さん

1.オープニング・トーク

(魚住)

この番組も今回で30回目となりました。最近だとメディアでSDGsがたくさん取り上げられていますよね。少しずつ認識されてきたような気がします。

(青柳)

昔からSDGsに携わっている身としてはこのような盛り上がりがみられるのはうれしい限りです。過去の放送でもよくお伝えしているのですが、SDGsのために新しいことに取り組むのは素晴らしいことですが、その前に今自分ができること、それがどんな未来につながっているのかを意識して行動することによって、さらに広がっていくのかと思います。

2.サステナフォーカス

(青柳)

本日のゲストは、日本コンセプト株式会社 取締役営業部長の幸地 秀樹さんです。本日はよろしくお願いいたします。

(魚住)

日本コンセプト株式会社は、地球環境への影響が少なく、繰り返し利用できるISOタンクコンテナを世界中に流通させることを目的に、1994年に液体貨物の国際輸送事業を開始しました。現在は、ヨーロッパ、アメリカ、アジアにも拠点を持ち、化学品をはじめとした液体貨物の輸送や保管、またガス用保管コンテナを利用した様々なガスの輸送や保管サービスを行っています。

(青柳)

ISOタンクコンテナとはどういうものか教えていただけますか。

(幸地)

ISOタンクコンテナは、欧米を中心に開発されました。世界共通規格であるISOに基づいて製造されているため、液体貨物を積んだまま、海上輸送・陸上輸送において途中で移し替えることなく国境をまたいだ輸送を行える容器です。
新型コロナウイルスに関連しているものとして、例えばアクリル板の原料や、消毒用アルコールの原料、またエアコンの冷媒として使われるフロンガスなど皆さんの生活の身近にある様々な化学薬品を世界中にお届けしています。

(青柳)

通常の液体輸送とはどのように違うのでしょうか。

(幸地)

ISOコンテナに積載できる量は20トンです。これはドラム缶100本分にあたり、またタンクローリーの2倍の量を運ぶことができます。洗浄することで往復で異なる貨物を運ぶことができ、容器の廃棄が発生せずサステナブルであり、27年前の創業当時のコンテナが今も現役で使われています。

(魚住)

フロンガスも運んでいるとのことですが、フロンガスというと環境負荷が高い印象があります。扱ううえで苦労されていることはありますか。

(幸地)

フロンガスは環境負荷が高いことから、大気中に漏えいさせることはできません。無臭無色のフロンガスを輸送途上で漏れないようにすることが重要だと当社では考え、安全に検査をできる施設を作り、市場に参入しています。

(青柳)

タンクコンテナは輸送だけではなく災害時にも役に立ったとのことですが、これはどういうことでしょうか。

(幸地)

2011年に発生した東日本大震災において、数多くのガソリンスタンドが使用不可能になってしまった際に当社のタンクコンテナを用いてガソリンや軽油を供給する仮設の給油所を設置いたしました。これにより震災からわずか10日間で給油が再開し、被災地の早期復興に貢献いたしました。最近ですと2018年の西日本豪雨災害の際に、水を輸送できるタンクを用意し、広島県に上水用の水を届けました。

ドアツードアで中身を詰め替えずに海外輸送できるという点からも、新興国での利用も今後さらに展開されていく予定です。

(青柳)

様々な取り組みを行っているなかで、日本コンセプトとしてどのようなビジョンを描いていますか。

(幸地)

これまで輸送してきた化学品だけではなく、液化天然ガス(LNG)、アンモニアのようなCO2削減につながるようなガス輸送を請け負うプロジェクトを進めています。貯蔵タンクのインフラが整っていない新興国での利用も進んでおり、我々の普及活動には終わりがないと思っています。環境に配慮した企業活動を求められる昨今の中、私共は使う側の責任として、土壌・海の汚染、気候変動から地球を守ることを主目的として営業活動を継続していこうと考えています。

3.クロージング・トーク

(青柳)

今日の放送を聞いて思い浮かんだSDGsがあれば、ぜひ今日から始めてみてください。

注:放送内容の完全な書き起こしではなく、必要に応じて要約や加筆・修正を行っています。また、ゲストの敬称は省略させていただいています。


収録の様子はこちらの公式Youtubeチャンネルからもご確認いただけます。

「SDGsティーチャー」は毎週日曜の朝7:00からTOKYOFMで放送されています。この番組では行政や企業のキーパーソンをゲストに招き、その取り組みを紹介いただいています。

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https://audee.jp/program/show/51837