吉野:tabeloopさんは、2030年に向けて、どんなビジョンを描いていますか?

伊藤:やはりSDGsに貢献していきたいなと思っています。今までは訳アリ品がちょっとお安く買えます、ということをやってきましたが、今お付き合いしている生産者さんから訳はないけれども、本当に美味しいものを適正な価格で販売していきたいというお声も頂きますので、tabeloopとは別に産地直送のものをお届けする産直tabeloopという取り組みを始めています。最初は訳アリという形で入って、より良い生産者さんを知って頂いて、その方が本当に自信を持っているものを適正な価格で販売していくということをやっていきたいと思います。それにより持続可能な農業や漁業に微力ながら応援していきたいと思っています。

吉野:今の生産者さんは自分たちが生産したものが適正な価格で売られていないという課題意識があるということでしょうか。

伊藤:強くありますね。今の日本には食料を安定的に供給できる仕組みがある程度はあるんですが、そのために少し余計なコストがかかっている場合があります。例えば、採れたキャベツをそのまま渡せば良いのですが、それをラップでくるんで、箱に詰めて、一回集配センターに送って、ということでコストがかかってしまいます。そうしたコストをできるだけ省くことで生産者さんにも適正な利益を得て頂いて、お客様にも余計なコストをかけずに流通させることがこれからできていくんじゃないかなと思っています。

魚住:私たちが直接買うにはtabeloopさんのウェブサイトからアクションを起せば良いですか?

伊藤:はい、是非検索サイトでひらがなでたべるーぷと検索して頂ければすぐヒットすると思います。日によって出ているものが違いますけれども、宝探し感覚でみて頂くと非常にお得な商品が見つけられると思います。

魚住:楽しみながらお買い物できるというのもいいところですね。リスナーの皆さんも是非チェックして頂けたらと思います。「サステナフォーカス」今回はバリュードライバーズ たべるーぷ事業部マネジャーの伊藤尚平さんにお話を伺いました。伊藤さん、ありがとうございました。

伊藤:ありがとうございました。


注:本記事は放送内容の完全な書き起こしではなく、必要に応じて要約や加筆・修正を行っています。また、敬称は省略させていただいています。

「SDGsティーチャー」は、TOKYOFMで2021年10月まで放送されたラジオ番組です。
同番組では、サステナビリティを実現し社会課題を解決するための活動を行っている団体や企業からゲストをお招きし、そのきっかけや今後の目標についてお聞きしました。

AuDeeのラジオアプリからも、過去の放送をご視聴いただけます。
https://audee.jp/voice/show/35694

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