ゲスト: 株式会社ユーグレナ 代表取締役社長 出雲 充さん
パーソナリティ:弊社代表パートナー 吉野 賢哉 / フリーアナウンサー 魚住りえ

サステナフォーカス

SDGsに取り組んでいる企業のトップやSDGsのキーパーソンにお話を伺うサステナフォーカス、今回のゲストは、 前回に引き続き株式会社ユーグレナ 代表取締役社長 出雲 充さんです。

ユーグレナは、藻の一種であるミドリムシ(学名:ユーグレナ)を活用し、食品や化粧品の販売、バイオ燃料の研究等を行っているバイオテクノロジー企業です。出雲さんは東京大学農学部卒業後、2005 年に株式会社ユーグレナを創業、世界初の微細藻類ユーグレナの食用屋外大量培養に成功。 これまで、経済フォーラム(ダボス会議)ヤンググローバルリーダーや第一回日本ベンチャー大賞 「内閣総理大臣賞」を受賞されるなど、その取り組みが世界各地で高く評価されています。2020年には創業15周年を迎え、コーポレートアイデンティティを刷新されました。 ミドリムシの会社から 「Sustainability First」 の会社へ変更されました。

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吉野:2020年にコーポレート・アイデンティティを「Sustainability First」の会社へ変更されましたが、そこにはどんな経緯や想いがあったのでしょうか?

出雲:15年、とにかくミドリムシ一筋でやってまいりました。良いこともたくさんあったんですけれども、ミドリムシが好き過ぎてうちの会社はなんでもかんでもミドリムシなんで多少無理も出てきてですね。

それで自分が一番やりたいことって何かと、もちろん自分の大好きなミドリムシをみんなに知って欲しい、ミドリムシで社会に貢献したいというのがベースにあるんですけれども、ありたい姿・夢という意味では僕は別にミドリムシで世界征服したいんじゃなくて人と地球を健康にする、そして、ミドリムシを活用して持続可能な社会、豊かでより良い地球を作るというのがゴールなんですね。

ただ、あまりにミドリムシが前面に出過ぎていていたので、「Sustainability First」というのを軸に、僕の持っている得意なミドリムシと、他の方が持っている素敵なものをうまく組み合わせて、社会課題を解決して、持続可能な社会、良い地球を作っていきましょうということです。この刷新をした後に一緒に取り組んでくださるパートナーの企業や大学やお客様がグッと増えました。

魚住:企業としてどのような備えをしておくとSDGsを取り入れて利益を生むようなビジネスにしていけるのでしょうか?

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