ゲスト:フィットネスウェアブランド「kelluna.」代表 前川裕奈さん
パーソナリティ:弊社代表パートナー 吉野 賢哉 / フリーアナウンサー 魚住りえ

サステナフォーカス

SDGsに取り組んでいる企業のトップやSDGsのキーパーソンにお話を伺うサステナフォーカス、 本日のゲストは、フィットネスウェアブランド「kelluna.」代表 前川裕奈さんです。
kelluna.は、スリランカで紛争被害の影響や社会的地位、性別などを理由に労働市場に参加できなかった現地の女性を自社工房で雇用しているフィットネスウェアブランドです。代表の前川さんは、スリランカの女性雇用活性化と日本の女性のセルフラブの促進を主軸として活動され、現在ジェンダーや雇用問題、キャリアデザインなどをテーマに学校で授業を行ったりもしています。


吉野:まずはフィットネスウェアブランドの「kelluna.」について教えてください。

前川:スリランカで何らかの理由で労働市場に参加できない女性を13名雇用し、現地のデッドストック、いわゆる廃材を利用してフィットネスウェアを作っているブランドです。それを日本で発信する際にプロダクトを通して、「Beauty comes from self-love」をコンセプトに、一人ひとりの異なる体形が美しいのでそのままの自分を受けて止めて愛するという「セルフラブ」という考えを発信しています。

魚住:素晴らしいコンセプトですね。私も身長が149㎝とかなり小柄ですごくコンプレックスなんです。こういう勇気のあるコンセプトを発信して頂けると嬉しいです。日本社会に向けてセルフラブを発信というコンセプトを取り込んだ理由はなんでしょうか?

前川:自分自身が20代のころ体型とか見た目を気にして自分と向き合うことにすごく苦しんでいた時期があったんです。特に20代前半は今よりも15キロぐらい瘦せていたんですね。その時はフィットネスを痩せる手段としてやっていて、笑顔で楽しむというよりは眉間にしわを寄せて一生懸命カロリーを消費するということをしていました。

どんなに痩せても、まだ足りないという恐怖感に追われていました。テレビや雑誌に出てくるスラっとして色白で細いモデルさんや女優さんのような理想像をどうしても追い求めないといけないと思っていて、その時に心を壊してしまったんです。

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