菱木さん:2030年に向けてどんなビジョンを描いていらっしゃいますか?
菱木:我々は今日本だけでなくオランダにも会社を持っています。今お話ししたような問題は日本だけでなくグローバルで解決すべき問題だと思いますので、日本で対応できる野菜の種類を増やして、世界中で困っているたくさんの方にいち早く我々のロボットや、ロボットに合わせた野菜の作り方を含めたパッケージを提供して皆がハッピーになれる世界に進んでいきたいなと考えています。
吉野・魚住:本日はありがとうございました。
2.クロージングトーク
吉野:魚住さん、今日のゲストのinahoの菱木さんのお話を聞いていかがでしたか。
魚住:良かったですね~。日本は食糧自給率が元々低い上にどんどん下がっていることと、農業を主な仕事とする方が減っていっていることへの危機感があります。菱木さんのような方たちが農業を仕事とする方々の負担を減らしていってくれることが、日本を食糧難から守る一歩ですよね。
吉野:はい、いま日本の食料自給率は生産ベースで約66%です。国としてはこれを75%にあげようとしていますが、農業を仕事とする人が22万人も減っていたり高齢化が進んでいく中でロボットを使うようなイノベーションは今後必要不可欠になります。こうしたイノベーションを活用しないと今の状況を維持するのも困難になってくることが予想される中で、菱木さんの事業は社会になくてはならない企業活動と言えます。
魚住:はい、是非頑張ってほしいと思います!
注:本記事は放送内容の完全な書き起こしではなく、必要に応じて要約や加筆・修正を行っています。また、敬称は省略させていただいています。
「SDGsティーチャー」は、TOKYOFMで2021年10月まで放送されたラジオ番組です。
同番組では、サステナビリティを実現し社会課題を解決するための活動を行っている団体 や企業からゲストをお招きし、そのきっかけや今後の目標についてお聞きしました。
AuDeeのラジオアプリからも、過去の放送をご視聴いただけます。
https://audee.jp/voice/show/33738