魚住:釣りって、私の中でハードルが高くて、特に渓流釣りじゃなくて海釣りだと船に乗って、道具をそろえて、餌をつけてって大変のようなんですが、私のようなものでも大丈夫なんでしょうか?

中川:私も実は釣りを始めたのは30歳になってからで、それまでは全く同じことを思っていました。道具をそろえて、虫を触って、何を入れるか分からないポケットがいっぱいついたベストを買わないといけないからハードル高いと思ってたんですけど、たまたまする機会があったときに、初心者歓迎釣り船というのを探してみたら実は全部レンタルをさせてくれて、レクチャーもただでしてくれて、しかも虫を触らなくてイカとかエビで釣れちゃうんですよ。結構女性とかお子さんが増えていることもあって、すごく釣り船も親切なところが増えていて、意外に気軽なんですよ。

吉野:ツッテ西伊豆の仕組みは中川さんが一から作られたんですか?

中川:ツッテ西伊豆の買い取りの仕組みを企画させて頂いたのは私なんですけど、元々西伊豆の町役場や釣り船の方々が、きちんと観光客向けの土壌を既に作られていて、飲食店との連携の仕組みは既にあったんですけど、そうした取組を皆さんに知って頂く仕組みがなかったんです。

魚住:PRのご経験が繋がっているわけですね。

中川:そうですね。やっぱり日本初の取り組みだったということもあって、いろいろなメディアや個人の方もいろいろなSNSで発信とかをたくさんして頂いたので、新しいお客さんが増えてよかったなと思います。

魚住:応援したくなりますね。どうやって収益をあげていらっしゃるんですか?

中川:いくつかやっていますが、一番大きいのは自治体さんや企業さんからお金を頂きながら新しい観光コンテンツを作って、それをPRするということでやっています。

魚住:コンサルティングということですね。

1 2 3 4 5 6